思い出の鰹のタタキ。

 

 

「かつおのたたき」

 

高校生の頃によく父親が連れてくれた小料理屋が、京都は京極にありました。

カウンターだけの小さなお店で、中では無駄話はしない、風格と品がどんと備わった素敵なおかみさんが一人。

「旨いもんを食べることが料理の勉強」との持論の父と、L字カウンターの短片に腰掛けると、おかみさんの手際がよく見れました。

例えばそこで見た鰹のたたきのタレが、今日の見本です。

一品一品調味される様。コップに全体量の半量程の旨い日本酒をとくとくと注ぎ、タレを作る。生姜もニンニクもすりおろしたものを使用。酢は千鳥酢。

我々庶民レベルでは、海の遠い京都では旨い鰹などそう手に入らないけれど、このタレはそこを無敵にしてくれる。そしてほおばると、色々思い出したりも、出来る、という訳です。