宮廷の薬狩りの地として日本書紀に登場し、大阪や和歌山、伊勢を繋ぐ交通の要衝「宇陀松山」。
城下町から商家町へと発展した、重要伝統的地区です。各家のうだつも大変立派、格子から屋根、様々な意匠が凝らしたお屋敷が建ち並び、よくよく見ると、多くの発見がある通り。
加えて魅力的だと思う点は、結構、現行使用、または生活の匂いがするという事です。ただの観光地じゃない、そこに人々の暮らす様子も見れるのに、なんとも言えない安堵の心地がします。
昨年宇陀市には初めて取材で訪れました。その先はダリア農家さん。こちら奈良県宇陀市は、実はダリアの産地として名高く、取材時に教えてもらってやってきました。
この美しい街並の一角を、ダリアの花絨毯で彩るというイベント「宇陀松山華小路」。今日は最終日で、夕方3時からはお花の持ち帰りが可能になるとの事。ご近所さんがおのおのに袋を持って、綺麗なダリアをお持ち帰り。
私も持って帰って、ガラスの器に浮かべました。
ダリアは花としては短命だけれど、色んな種類があって、大きさも色彩も花の形も様々。大好きな花の内のひとつです。