朝から雲ひとつ無い晴れ。
滋賀県大津市にある石山寺の新緑。木漏れ日がキラキラ輝いて、清々しい1日だった。
写真は石山寺の正門である重要文化財の「東大門」ですが、見にくいけれど向かって右手には杉の葉で造られた大きな「青鬼」さまが。この青鬼。石山寺中興の祖である朗澄律師の化身だそうで、約800年前の事、死に臨む際、死後は鬼の化身となって庶民のために「降鬼招福」を請願された、との事から、以来、地元の方々は御命日の5月に法要と青鬼のお面をかぶった僧による厄払いを行っているんだそう。
・・・と、歴史的な事はさておき。俗世間では鬼にすらなりきれず、美味しいものにはすぐ釣られてしまう心弱い私にとって、門前と言えばやっぱり名物の甘味。
この3月にオープンされた叶匠壽庵さんの茶屋に、今日ようやく初めて伺った。持ち帰りのお菓子もあるが、なんと言っても門前を格子越しに眺めながらのお菓子とお茶で一休み。ここで頂けるのは「石餅」。名前に反してもっちもちの蓬と白のひねったお餅に、あんこがどっかり乗っかって・・・。ああなんと美味しい。
そんな訳で。桜の頃、新緑の時期、そして賑わう紅葉シーズンに石山寺散策をされる際、是非お薦めのスポットだ。
さて。
昨日まで人物撮影が続いて最後はもうほとんどぶっちぎりのテンションで乗り切ったが、そんなこんなで今日は静かに静物の撮影。美味しいものを愛でて食べて、とても癒さた。
どうも目の前の美味しい事には、まだまだ喰いつく力は残っているようだ。苦笑。