あんバタ。

「あんバター放浪記」

 

あんバターが好き。

ついでに言えば、カレーパンも好き。そして呑んだ後はラーメンな人も多いと思うけど、私はなぜかサンドイッチが欲しくなる。結局、定番ものに迷いは無い。

がしかし、あんバターはどこのパン屋さんにも置いてある訳では無い。だからあれば必ずトングでつまんでトレーにのせてしまう。結構あちこちで食べた。いつかかの店を超えるあんバターに出逢えるんじゃないかと思って。

けれど結局恋しくて、古巣に帰る私的くされ縁。勝手片思い、京都の壬生川高辻西にある「マンハッタン」の「あんバタ」(バター、と伸ばさない)。

 

いわゆる京都らしいとイメージされる街中で無い、店名ギャップすら郷愁、昭和後期気味な店構えのパン屋さん。ソフトフランスの塩気に、閉じたら見えない程度のうっすらあんこにバターのバランスが絶妙。ずうっと前から毎日毎日作り続けた、安定のこなれ味。

と、お店の見た目は今風感ゼロ、今も昔も変わらず定番ヒット作を掲げる名物パン屋さんは地元にいくつもある。

手広くもせず、おおっぴらにもせず、追いもせず。

飽きず手抜かず淡々と。

言えばパン屋さんに限らないな。すごいな。惚れ惚れする。