「引き続き、楽しい月曜日を!」

 

 

 仕事の日程が、先方都合でズレにずれている週明け月曜日。

月末から4月は混み混みになるなあ。なんて事を考えるのはやめ。これをありがたいと解釈して、快晴の中を北野天満宮へ。今が見頃の梅を愛でに。

 ゆっくり散策するのはどれくらい前のことだろう。それに、こんなにもポカポカ陽気の中で梅苑を歩く事はあったろうか。かつては写真学生を連れてよく訪れた。

 

 

 

 今日は一気に春を越えたような陽気で、ふっくら膨らんだ蕾が、まるでポンポンと音を立てて咲き出したよう。一面に梅の香りが満ちている。

 観光の人たちもお気に入りの梅に立ち止まり、スマホの接写でみんな、顔が思わずほころんでいる。

 

 人でいっぱいの有料梅苑も、秀吉時代のインフラ政策の名残と言える「お土居」跡辺りは人もまばら。

 おそらく近所の通人なおばさま達は、木陰に腰掛けて長話に花を咲かせたり、ウッドデッキでは外国人の妊婦のお母さんと小さな娘が仲良く戯れてたり。

 もしかしてつかの間かもしれないし、あるいは明日明後日も続く平和で幸せな時間かもしれないけれど、それぞれの今という時間を満喫されていた。

 

 

 なにせ、普段は厳しい顔立ちの狛犬さんも、牛の像も、梅の枝が垂れて可愛らしく見える程の1日。怖い顔して真剣な時は真剣に。でも、良いこと楽しいことも積極的に取り入れて。

 さて。この辺りでおやつを。。。と思うと悩ましい。なにせ、美味しいものが多いから。梅苑で茶菓子を提供されていた「老松」さんでは、とびきり美味しかった梅昆布茶を。ここらでは絶対外せない「澤屋」さんでは、いつもながら軽快な流れ作業で次々仕上がる粟餅を。そして長いこと放置状態だった天神さん横の蔵が改修されて、ポルトガルのお菓子に出会えるお店になった「カステラ・ド・パウロ」さんでは焼き菓子いくつかを。

 帰り際、それぞれのお客さんにお店の方がポルトガル語で「ありがとう」とか言われる中、私には日本語で、「引き続き楽しい月曜日をお過ごし下さい」って言ってもらった。

 「月曜日」の頭に、「楽しい」がくっつけられるなんて、なかなかすごいなあってしみじみ思った。そう言われたら、なんだかずっと楽しいかもって、感じられそうで。