「傍目八目(おかめはちもく)京都」。

 

 

 東京の方から、ほんの数分先、ごく近所の事を教えてもらう京都あるある。

 10月6日にJR東海の企画した講座で、重森三玲のお孫さんで作庭家・重森千青さんにより、東福寺本坊庭園の砂紋を描き変えされた、東福寺方丈の南庭・枯山水庭園。この模様は三玲が最初に描いたような「青海波崩し」、との事。

 普段は庭の東側に見える、巨石と渦巻く波紋の八海で表現された四仙島と、西側に見える五山になぞらえた築山の両側が、まっすぐのランダムな線で長く結ばれていて、その所々に水紋がリズムよく配置されているのですが、今日のようなあちこちから吹く秋風には、まるで砂の模様がザワザワと大きく動いているかのようで、ハラハラとした気持ちになりました。色彩の無い模様の世界だけで、観るというより感じるというのに近く、通常を知る人知らぬ人、いずれもその場の居心地には全く異なるものを体感出来ると思います。

 来週17日ぐらいまではこのままにしておくそうですが、方丈の受付の方らに分からないふりして「いつもの模様と違いますね。いつまであのままですか?」と尋ねてみたら、「しばらくあのままなんですかね?わからないです」と質問返し。自分より更に近い人でこうなのだからと、なんだか変にホッとしました。