写真の神様

私の中の写真の神様

 

Jeanloup Sieff

Helmut Newton

Herb Ritts

Annie Leibovitz

 

このうち、生き神様は今やAnnie Leibovitzだけとなった。

 

ファッションフォトグラファーを目指そうとは思わなかったけど、本棚にあるのは圧倒的にそうした写真家による写真集が多い。一番の理由は子供の頃から大好きだった洋楽のジャケット写真は、その多くをファッションフォトグラファーが撮影していたからで、中学生の頃の通学路からちょっと外れた所に突然現れた、完全にオーナーの趣味、写真のみに特化したギャラリーの蔵書が、こうした写真家の写真集で溢れていたのを、寄り道しては一人、買えるわけもないから立ち読みしてたのがきっかけ。あとは自分の表現に直接被りそうな領域の、例えば心象風景とか、日常の切り取りとか、その手の写真集は、手元にあると影響が間接的じゃ無さそうでほぼ買わない、というのもある。

 

Karl Lagerfeldがこの世を去られた。

デザイナーで写真も撮る人は他にもたくさん居るけど、圧倒的なのがこの写真集。1995年初版「off the record」。説明文も殆ど無くて、めくるめく写真、写真。オフショット的な要素、品格、強さ、揺るぎなさ、情緒。。。物語性に溢れている。当時のスーパーモデル達も、写真家の前で作る表情の世界とはまた全然違った視線と形を醸している。相当久しぶりに開いたら、やっぱりとんでもない写真集だった。

地震が怖くて大型で重い本は本棚の下段に並べるから、どうしても本の溝にうちの猫の抜け毛がフワフワと堆積する。神様の写真集も例外なく毛羽立ってたけど、無類の愛猫家だったそうだし、許して頂けるだろうか。 

 

「現在より昔のほうがよいのなら、努力する必要はないし窓から飛び降りればいい」

〜Karl Lagerfeld

かくして、過去も未来も無い、永遠の神様になられた。