
もう、誰のものでも無くなった感溢れる京都においてもなんとか、混雑を避けてふんわり出来る抜け道を探すには、断然自転車が良い。
久々の休日らしい休日。ずっと気になりながら放置していた木版画の額装をオーダーしに画材屋・画箋堂さんへ。絵に合わせて絶妙な色合いのマットを提案してくれた額装士さんのセンスに身悶え。
続いて久々の肉洋食オオタケでランチ。ツナギ無し超粗挽きのハンバーグはまさに肉そのもので、一週間煮込んだというデミグラソースがぐつぐつしながらサーブされてこれまた身悶え。
その後、五条から七条の鴨川沿いを自転車で行きつ戻りつしながら桜三昧。他府県にあちこち行って思うに、京都は庭屋の仕事範囲が多いなあと改めて思う。街路樹の管理も腕が鳴るだろう。狙い目感万歳の鴨川沿いの植樹だが、やっぱりやられる嫌いじゃない。
裏道を駆使しつつの帰り道、鮮魚の近幸さんで能登半島由来の刺身をいくつか買い物し、大好きな千代豆腐さんで朧豆腐と油揚げを購入。
この辺り、ちょっと路地に入ると個人商店の良いのがひっそり点在していて、古いお店からチーズ専門店、デリカテッセンなど、実は秀逸なお店の穴場でもある。
と、道すがら「自転車で回ったらパーティフード結構揃うで」とお連れに今一度説明すると「まるでイタリアやんけ!」とのたまった。「あんたイタリア行ったこと無いやん」と返しながら、それは言い得て妙だなあとも思った。
表も裏も。大事にしたいなあ。。。