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八瀬で紅葉狩り。

昨今訪れる人で賑わう京都・大原の手前の集落「八瀬」。
叡山電車の終点であり、比叡山へのロープウェイの起点であり、元遊園地に会員制リゾートホテルが出来たり・・・とは言うもの、エリアにこれと言った観光地もあまり無く、留まる人もまばら。でも実は、春は桜、秋は見事な紅葉の名所で、散歩するには最適の場所。
元鱒料理店だった場所にはマンションが建設されていますが恐らく見事だった庭園はそのまま残されているために、樹齢的にはもっとも円熟期を迎えている紅葉(春は桜)の庭を通り、今年の春に整備された駅周辺のもみじの遊歩道を歩く。そこにはこれまで知らなかった戦前のラジオ塔や水力発電所跡、明治の頃に記念として平安神宮に建てられ、その後昭和初期に移築された「平安遷都1100年記念橖」、いつ見てもほっこりする大正末期築の駅舎など・・・実は身近に京都近代化遺産に触れられる場所です。
お奨めは昼以降、夕刻までの日が落ちるまで。比叡山の山肌に燃える紅葉と光のコントラスト。。。本でも一冊持ってくれば良かったなあ!と思える位、ずーっとそこに居たくなる光景が広がります。


谷口菜穂子写真事務所
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