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お米屋さんの手作りお便り。

米は米屋で・・・よりも、最近はスーパーなどで買う事が世間的には多いんじゃないだろうか。私も最近までそうだった。
ふと郵便受けに入れられていた手作り感溢れるお米屋さんのチラシをきっかけに、お米が切れたら電話して持って来てもらう。事にした。
メリットはすぐ、ぶーんと原チャリで配達してくれる事。そしてスーパーで買うのとほぼ値段が変わらない事。電話してから精米して真空パックして持って来てくれる事。精米の具合も、好みで加減してくれる。それから・・・お米のプロだから、一緒に添えられてるお米にまつわる小話手紙も良いし、そして手渡しの時、銘柄によって水加減とか、特徴とか、あれこれ教えてくれる事。なんせ、お米への愛が伝わってくるのがきゅんとなる。個人商店ならではの、人懐かしい繋がり感。
配達してもらうのは家だとだいたい月1回のペース。6月のお手紙には、お米のうんちくと一緒に、きっと店主のお母さん作かな、紫陽花の切り絵手紙に、紫陽花にまつわる小話が書かれていた。
それによると、紫陽花は古くから魔除けや金運を招くとして切り花を半紙に包み、紅白の水引をして夏至あるいは土用の丑の日に、玄関やトイレ、寝室に飾ると良いという風習があったんだそうだ。そもそも紫陽花は湿気を好み、水気を吸うから、じめじめした環境は病気を招くとして、それらを吸う紫陽花を飾るのが良いとされるんだそうだ。そうそう、そんなのは知らなかったけど、去年の庭の紫陽花をドライフラワーにして、家のトイレに飾ってた!これも今度、もうそろそろ終わる今年の紫陽花に変えなくてはね!

・・・と、言う訳で、写真は6月の京都・伏見の藤森神社の紫陽花苑の様子。
あああ。もう7月になってしまった。紫陽花も終わりか。
今度の季節の便りは、何かなあ!

谷口菜穂子写真事務所
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