京都は東山。泉涌寺と東福寺の狭間には、京焼・清水焼を作陶する泉涌寺窯の窯元が多く集います。この時期には毎年、「窯元もみじまつり」と銘打たれた陶器市が開催され、紅葉観光がてら、器選びに立ち寄る観光客の方々が多く見られます。普段は静かなる作陶の町並を、マップ片手に散策してみました。
考えてみれば・・・。
京都で生まれ育ちましたので、毎年夏に開催される五条坂の陶器市は、子供の頃から毎年親に連れられていました。そんな訳で、親の器選びを見よう見まねし、なんとなくではありますが好みのものを、子供ながらに探していたように思います。
また、京都においては、小学校の頃から伝統工芸についての学校教育には、力が入っていたように記憶します。伝統産業の京都における歴史に始まり、西陣織や友禅染め等の工房見学や体験学習等、細かなディティールまでは記憶に無いものの、確実に記憶の刷り込みから、大人になって最低限の知識として、役立つものは多いように思います。
中でも清水焼の窯元へは、工房が小さかった事から、クラス代表の選抜で見学に行きましたが、そのレポートを子供なりにみんなの前でしっかりと発表せねばならなかったので、工程や職人さん達のお話、その空気感等、今でもしっかりと記憶の中に焼き付いています。懐かしい思い出ですね。。。
