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「石川と京都のコラボしめ縄リース」

 

昨日はこの時期恒例、京都古材文化の会さん主催のしめ縄作りワークショップに参加してきました。

 

今回、個人的には新たな試みというかをふたつ。

ひとつはいつもご用意下さる京都は京北町産の穂無しの藁に、石川のお家で暮らしておられるご家族が育てられた穂つきの藁を加えてしめ縄にしてみたこと。そして高校からの友達二人を誘ってみたことです。

この友達二人とは、今年二泊して石川にも一緒に行き、地元のお祭りや自慢の景色なども見てもらいました。ということで、二人のしめ縄にも石川の穂つき藁を。今頃彼女らの家でもたわわとしている事でしょう。素敵なしめ縄リースが出来ました。感謝です。

 

しかし、若い頃はよく、母親世代の人たちが大抵束になって連んで旅に行ったりご飯食べたりしてるのを見る度、「何が面白いんやろか。もうちょっと一人で自由に行動したり、色んな世代と交流する方が良いだろうに」って思ったものですが、なんというか、普段社会活動している中で、こんなに同世代の幼馴染的な存在が、時に心のサードプレイス的役割になるなんて、想像もしていませんでした。

なんせ気楽。元々は育った環境から経済観念も似たもの同士、お互い体のガタがきてるのも、故に疲れるタイミングも、お手洗いタイミングも(笑)大体一緒。おまけにそれぞれの得手不得手は周知の仲なので、それぞれ絶妙具合にサポートし合える。そしてそれぞれ他に守るべきものがあるから、別れ際も良い意味であっさりしてる。

 

不思議なもんだなあって思う。

昔は家の炬燵でつまらない話を延々してた三人ですが、今や三人組こそ最高のバランスであるしめ縄作りをする仲になろうとは。かなり長い間、特に彼女らが家庭を持って子育てに励んだ期間、会ってなかったというのにな。

これからは、いつかどこかで暮らそうと、何をまた大事にしようと、互いの環境などを末長くふんわり共有していけたらなって、思っています。

 

久々に安らぎました。また気持ちのゆとりを得て、何か還元出来れば...

谷口菜穂子写真事務所
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